やつお山里暮らし29;越中八尾・冬浪漫と大ケヤキ
天空に浮かぶ町
この前の日曜日に、たまたま夜に出かける用事があったので、ついでに三脚を担いで、写真を撮ってきました。
井田川(写真の手前の川)をはさんだ向かい岸が、西町の家並みを一望できる撮影スポットなのですが、すでに三脚を構えて撮影に集中しているオジサンたちが3組もいました。
大ケヤキが見える
八尾町には不思議な空間がいくつかあるのですが、この”天空の城ラピュタ”(宮崎駿監督のアニメ映画)のように見える景色も興味深いものです。しかも冬の夜空に輝く町なのですから、ほかではなかなか見られないものだと思います。
城のように見える石垣は、江戸時代にお上(おかみ)の力に頼らず、町民が自分たちの力で築き上げた石積みが基になっているそうです(その後の補強工事のために、最初の石積みはごく一部にしか残っていないとのことですが)。
雪の禅寺坂
2年前に雪の最中に撮った禅寺坂の写真がありましたので(このときは三脚を持参して居なかったので手持ちで撮っています)、石垣の情況がよくわかると思います。
生命力をあらわす大ケヤキ
ついでにその時の大ケヤキの迫力ある枝振りも見てください。たぶん江戸時代に石垣がつくられた頃に植えられた木ではないかと推測していますが、数百年の樹齢を経て、大地に深く根を張り生命力に溢れているこの木は、坂の町・八尾のシンボル・ツリーと言えるのではないでしょうか。
富山市街から八尾に入ってくると、この大ケヤキが坂の上で”燈台”のように”光”を放っているのが見えます。「生きろ」と町の人びとに呼びかけているかのようです(「生きろ」は、宮崎駿監督の『もののけ姫』のタイトルコピーでしたね)。 <なお冬浪漫とライトアップは2月末の土日までです。森人>